中学の同級生が共同で作ってます。
たった一度の
本 『ガリレオの苦悩』
本-ガリレオの苦悩 テレビドラマのシリ−ズや映画にも物語の原作本です。
 登場人物もテレビの役者のが、そのまま頭に映像で浮かび上がってくるので、イメ−ジしやすく読むのに苦労しません。また、テレビの役者が、この原作には合っているように思います。
 とりとめて、読み進むうえで、熱くなったりがっかりしたりとか、感情の起伏はあまりありませんが、飽きることなくスラスラと読めました。映像をイメ−ジしやすいからでしょうね。

 不可思議な事件を大学の物理学の准教授が、同級生の刑事に協力して、その知識を生かして解決していきます。
 日々の生活で、数学や物理学なんて意識してないせいか、トリックに利用されている種明かしを知ってもピンときませんが、世の中で起こっていることの全てが、そう云う学問で説明出来るののでしょうね。そんな学問に興味を持つ人が少し分かるような気もします。

 なるたけ寝る前の30分を読書にあてるようにしてます。適度に眼も疲れて、寝つきやすいように思うのですが、時々、感情が入りすぎて頭が熱くなって逆に眠れない時もあります。
 最近は、テレビ離れと云う事をよく聞きますが、私もそんな傾向になってきてます。ドラマも面白くないし、なるたけ観るようにしてたニュ−スも、気持ちが暗くなるばかりで避けるようになりました。おかげで、最近の世情や流行には、とんと疎い現状です。
 このまま世捨て人のようになっていくのでしょうか。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 22:56 | comments(0) | trackbacks(2)
本 『隠蔽捜査3 疑心』
本-隠蔽捜査3 疑心 七回忌を終え、山梨に帰る車中で読みました。
 私の好きなシリ−ズの最新刊です。この本のおかげで、帰りは、とても短くかんじる事が出来ました。
 田舎までの結構な距離の道のりですが、幸い乗り物の中で、本を読んで時間を潰す事が苦痛でないので助かってます。乗り物の中で読むと頭が痛くなると云う人が結構います。
 帰る前に、車中で読む本を選別するのが結構楽しみで、図書館めぐりをします。飛行機の席が取れず、電車になっても読む時間が多くなるくらいの気持ちなので、なんて事はありません。
 遠くまで大変だと言われますが、当人は本のおかげてで、それほどでもないのです。

 主人公は、警察官僚から息子の不祥事で、警察署長に降格したキャリアです。普通、キャリアなどと聞くと、感情移入の妨げになってのめり込みにくいのですが、この主人公は、人のかけひきや馴れ合いを排除し進んで行きます。と云うか、最良の結果を得る為に、それらの要素が入る事が理解出来ないのです。「最良」と思われる物に突き進もうとすると、省庁間、もろもろの縄張り争い的な揉め事が起きても「それはおかしい」と自分の考えを優先します。その為、数々の軋轢をうみますが、正論を吐き続けるので、やり込めていくところが爽快です。
 現実で、こんな人が近くにいたら大変だと思いますが、本の中だと面白いです。

 以前、このシリ−ズの最初のものを原作にして、テレビの2時間ドラマをやってましたが、主人公は陣内孝則が演じてました。私的には、少しイメ−ジが違う気が・・・。

私の読後感 ★★★★

Posted by : こぶた | | 18:48 | comments(0) | trackbacks(0)
本 『プリズン・トリック』
本-プリズントリック オヤジの七回忌に戻る車中で読みました。今年の江戸川乱歩賞の受賞作です。
 ここ最近の乱歩賞の受賞作はつまらなくなったと、文句を書きながら出ると手にとってしまいます。しかし、今年は久しぶりに読めました。ここ2、3年の受賞作は、テ−マがITやバブル、バイオにテロと世情に迎合したものばかりで、物語自体の面白さが欠けているように思えました。ハリウッド映画が、派手なCGを見せてたら、スト−リはどうでもいいみたいな感じでしょうか。

 交通刑務所の中で殺人が起こります。囚人が囚人を殺害して、逃走したのでした。誰もが訝しがります。交通刑務所は普通の刑務所と違い、服役期間が短く、怨恨からの犯行なら出所後に実行した方が、逃走に関してもはるかに成功しやすい筈なのに。

   途中、主人公と思っていた登場人物が、突然殺されたりして、少し戸惑いましたたが、最後まで飽きることなく読め、面白かったです。
 また、社会派のミステリ−で、結構惹かれるのは、テ−マに係わる薀蓄でしょうか。  犯行の動機の下地にあるのが、差別だったり障害者の問題だったり、社会のシステムの矛盾と思えるものだと、専門書と違い、普通の読者むけに噛み砕いて書いてくれるので判り易かったりします。
 この作品も、交通刑務所のしくみや囚人の生活が細かに書かれてあり興味が惹かれました。

 今年の受賞作の選定基準は、以前に戻ったような気がします。世情の流行に左右されず、人間のドラマが読みたいものです。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 18:38 | comments(0) | trackbacks(0)
七回忌
 オヤジの七回忌で帰って来ました。
 二泊三日の強行軍で、せわしなかったですが、とりあえず無事終わりました。

 仕事の業務の内容が変わって、月末月初が忙しい為、帰る為の調整に苦労しました。
 こちらの状況をオフクロや親戚に話すと「無理して帰ってこんでエエ」と云ってくれるのですが、長男がそう云う訳には、世間的にもいかんやろうと危惧していました。

 戻ってみて納得しました。大勢の人を呼んだ三回忌と違い、お経を上げてもらうお寺に集まったのは、オフクロと私を入れて7人でした。
 七回忌くらいになると、声をかけるのは、近所にいるオヤジとオフクロの兄弟くらいのようです。よく考えてみると、七回忌なので、オヤジが生きていれば90歳くらいです。90歳の人の兄弟と云うと、亡くなられたか、存命していても高齢で簡単に出歩けません。声をかけるのも必然的に絞られてくるのかな。

 出ていただいた親戚は、オフクロの住む家の近所におられるので、私が長期休みに戻った時には、お線香をあげに行くので、必ず顔を合わせ、話をします。すなわち、私が月末月初に忙しい事を知っている人ばかりなのです。私が、帰る事が出来なかったとしても仕方ないと思われ、1時間弱のお経と和尚さんの話の為に、遠くから帰ってくるのは旅費が勿体ないと思っての言葉のようでした。もう、高齢のオバちゃん達なので、七回忌、十三回忌他、慣れきってしまっての感覚なのでしょう。

 終わった後、親戚のオバちゃん達は、「あの和尚さん、前の誰々の時と同じ話をしてたで」とか、あまり好評ではなかったようですが、つつがなく終えて、ホッとしています。
 まあ、親戚達は、旅費の事を心配してくれたのですが、オヤジの七回忌は、私の一生で一度の事だし帰って良かったと思っています。
Posted by : こぶた | ふるさと | 18:09 | comments(0) | trackbacks(2)
本 『新参者』
本−新参者 東京の下町を舞台にしたミステリ−です。ミステリ−と云うより、江戸の下町を現代に置き換えた人情物の趣でした。
 最近は、若い頃にも増して、家族の繋がりを題材にしたものに心が惹かれます。それも、より単純な展開で、最後がハッピ−エンドに落ち着くものに。こうして多くの人は、「水戸黄門」のドラマに踏み込んでいくのでしょうか。
 この頃、雑誌なんかで観る本の新刊の広告で、結構売れている作家達が、江戸の人情物を書いています。それまでは、推理物や若者むけの題材を書いていた人が、初めての試みみたいな感じです。私の好きな作家も何人かいるので、いずれ読んでみようと思っています。
 こんな時代だからか、人の情けや優しさの舞台が、ある程度構築された人情物は、作家の人達にとって、踏み込んでみたいジャンルなのかも知れません。

 この物語も、殺人事件が起きて犯人や犯行の内容が明らかにされていくのですが、重きをおいているのは、周りにいる人達の家族の思いや行動でした。
 なかなかジ−ンとさせられる場面もあって、面白く読む事が出来ました。シリ−ズ化されたらいいのに。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0)
本 『フリーター、家を買う。』
本-フリ-タ-家を買う ここ最近、本選びは不発で、なかなか面白いに当たらず、最後まで読むのを頓挫していたのですが、久しぶり物語に引き込まれました。まあ、好きな作家の新作なので楽しみにしていた部分もあるのですが。
 涼しくなって、読むのに集中力が出てきたかな。

 主人公は、大学を出て就職した会社を3ヵ月で辞めてしまいます。入社直後の「地獄の特訓」のような意味の無い新人研修に心が萎え、自分を殺してうまく立ち回るのもプライドが邪魔して、どんどん嫌気がさし、ここは自分のいる場所じゃないと、軽い気持ちで辞表を出します。しかし、すぐに見つかるだろうと思っていた次の就職は、なかなか決まらず、親のスネをかじり、自分の遊ぶ金のためにフリ−タで、ダラダラと時を過ごしていきます。

 ある日、母親の異変に気付きます。落ち着きが無く、何かに怯えているのです。病院で診察すると、重度の鬱病でした。
 二十年前、高級住宅地に社宅として越してきた主人公の家族は、直後の近所との歓迎会で、酒に酔った父親が周りに顰蹙をかう言動を口走り、それ以来、ずっと村八分にされ、いじめを受けてきたのでした。そのいじめを父親と主人公は気付かず、母親と姉で耐えてきたのですが、少し前に姉が嫁ぎ、一人で我慢していた母親の精神に異常をきたし出したのでした。

 この時、はじめて主人公は、自分の状況を冷静に考えます。自分の甘え、情けなさ。そして、心の闇に落ちて行った母親の救出に乗り出します。母親の心を戻すには、母親を怯えさせる、この高級住宅しか出るしかないと考えます。たとえ、社宅で、どんなに家賃がやすかろうと、父親が反対しても。
 主人公の新しいマイホ−ム購入の日々が始まります。

 新入社員の意味の無い研修と云うのは、私にも経験があります。主人公と同じような気持ちになったっけ。今でも、あんな無駄な事をやっている企業があるのだろうか。やってる新入社員達は、一時だけの辛抱と、何の身にもなっていないのは明白なのに。企業側も、判っていて、どれだけ自分を殺せるか、またうまく立ち回れるかを見ているのかな。

 とにかく、この作家の作品は、読んでいて、気持ちが前向きになれます。それが、とても心地よい読後感として残ります。
 嫌な事が多い世の中なのだから、流行だそうですが、太宰なんて読んで鬱陶しい気分になる必要は、甚だご免こうむりたいものです。

私の読後感 ★★★★

   
Posted by : こぶた | | 17:09 | comments(0) | trackbacks(5)
中間決算
 ご無沙汰しています。

 9月末は、中間決算でした。
 今まで、決算に関係するような業務に直接係わっていなかったので、今の担当に着いて、その慌しさを初めて経験します。特に今年は、後半に連続連休があったので、たいへんなようです。
 会計士が来て、立会い確認もあるとか。

 人毎のように書いてますが、前の業務の得意先や役所の監査を受けるのに比べると、嘘の捏造で武装し敵を待ち受ける緊張感が無い分、幾分気楽な気がします。
 まあ、どうなるか判りませんが・・・

エンピツ削り 写真は100円ショップで買った鉛筆削りです。
 今の業務は書く事が多くなりました。家に鉛筆がたくさん残っていて、捨てるのも文字の神様に悪い気がして、せっせこ使い出した次第です。
Posted by : こぶた | 仕事 | 18:51 | comments(0) | trackbacks(1)
本 『東天の獅子 〜三・四巻』
本-東天の獅子 読み続けていた長編小説を読了しました。
 格闘技を題材にした大河小説です。柔術と呼ばれた時代から、加納治五郎が興した講道館を境に柔道に変遷していくのですが、時代背景や人物紹介に重きをなしていた一・二巻より戦う場面が多く出てきた三・四巻の方が面白かったです。


 現在、よく目にする総合格闘技と云うのは、先祖がえりみたいなものだと思いました。柔道になる前の柔術は、打撃技から目つぶしまで何でもありで、試合と云うよりは命がけの果し合いでした。明治をむかえ西洋化する中で、武芸は衰退の一途をたどる時期があり、それを防ぐ為、よりスポ−ツ的で、誰でも参加出来る物に変える必要あったようです。
 しかし、スポ−ツ的になりすぎて、柔道、空手等別々の道を歩んできたのに物足りなくなって、また、何でも有りの状態に戻った感じです。

本-東天の獅子 第四巻  物語の中には、姿三四郎のモデルになった人物も出てきますが、最近、姿三四郎と云う名をあまり聞かなくなったように思いますが、今の子供達は知ってるのかな。  とりあえず、久しぶりに長編四巻読み終えました。

私の読後感 ★★★


Posted by : こぶた | | 21:08 | comments(0) | trackbacks(3)
 本 『さまよう刃』
本-さまよう刃 帰省の山梨に戻る車中で読みました。
 殆どの作品を読んでいる好きな作家の少し前の作品です。まだ読んでなかったので、手に取りました。

 少年犯罪を取り上げた内容です。妻に先立たられ、懸命に育ててきた16歳の一人娘を19歳の少年達に陵辱されたあげく殺されます。その父親が、少年法に疑問を持ち、自分の手で復讐を始めます。一人の少年を殺した後、逃亡した主犯格の少年を追います。警察には、自分の犯行であり、目的を果たした後は、自首し死刑も覚悟している旨の声明を送ります。

 以前から少年法のあり方については、様々な疑問が呈されてきました。罪を犯した未成年の更生を前提に作られた法律の為、被害者の心情をないがしろにしていると。
 この物語でも、少年達の犯罪の残忍な手口を知った世間は、復讐のためとはいえ、殺人は良くないと口にしながらも心情は父親に同情的です。法を遵守するのが、我々の任務だと云う刑事達でさえ同様です。

 私自身、悪い事をしなくては生きていけなかった時代ではない今日で、非人道的な犯罪を犯した少年に更生は必要なのか、と思います。世間の大多数の人間が、善悪を守り、自分を律して生きているのだから、被害者の事を思えば、罪を犯した少年達の未来も閉ざしていいのではと。
 この物語が書かれた時に比べ、時代もそんな流れになってきているのかなとも思います。

 父親の復讐の結末が、少し中途半端だったので、少し不満が残りましたが、面白く読むことが出来ました。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 16:48 | comments(0) | trackbacks(2)
本 『アマルフィ』
本-アマルフィ つい最近まで、テレビのコマ−シャルも流れていたから、まだ上映されていると思うのですが、その映画の原作本です。
 今回の帰省の車中で読みました。以前、この作者の作品で「ホワイトアウト」と云うのを読んでいました。とても面白く、この作品も期待が大きかったので、少し期待外れでした。「ホワイトアウト」も読んでからだいぶ経って映画化されてヒットしてました。それもあってか、あとがきによると、最初から映画化を前提にしてテレビ局とタイアップして書かれたものだそうです。確かに、場面展開が映像的な感じはしました。コマ−シャルの影響で、登場人物が実際の役者でイメージしやすかったからかも知れません。その分、深みも感じず、サラッと読み終えてしまいました。
 外交官の活躍と云うのが、自分に馴染みがなくて、もうひとつ物語りに入っていけなかったのかな。

 この作者の本を読んでいると、とても歯切れが良いのです。「ホワイトアウト」の巻末の解説にも書いてあったのですが、ひとつの文節が短く、展開をテンポ良く進めているとの事。それは。句読点の使い方に、非常に注力しているみたいな内容でした。
  同じ内容の文章をかくのでも、句読点の使い方で感じ方が随分違います。私も気を使いながら書く努力はするのですが、うまくいきません。逆にますます判らなくなっていくような感じです。  そんな事を意識しながら読んでしまったのも、のめり込めなかった一因でしょうか。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 15:10 | comments(0) | trackbacks(0)
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