中学の同級生が共同で作ってます。
たった一度の
 本 『向日葵の咲かない夏』
本-向日葵の咲かない夏 しばらく読書をさぼっていました。別に理由はなく何となくなのですが。
 この本も田舎からの帰り道に手にしていたのですが読了せず、残りを読みきるのに時間がかかりました。

 初めて読む作家です。若い人みたいで、若い読者層に人気があるようです。そのせいか、スト−リの展開のテンポが速く感じました。面白くなかった訳ではないのですが、何か落ち着かない雰囲気も感じて、入り込みずらすったのも確かです。

 小学生の男の子の夏休みの物語です。
 夏休みに入る終業式の日、休んでいた友達にプリントを届けに行くと、そこには首を吊って死んでいる姿がありました。その友達は、体が不自由な事からいじめにあっていました。近隣で連続していた動物の奇妙な死体の放置とからみあって、男の子は妹と一緒に、死んだ友達の死の真相を突き止めようとします。

 読んでいて、状況設定の合わない部分を何度か感じます。読み進んだ終わりの方に理由は分かるのですが、それはそれで、現実感から乖離したふうにも思えました。
 ラストは、人によって面白いと感じる人と、「なんだかな」と云う人に分かれるでしょうね。残念ながら私は後者でした。
 まあ、最近あまり読まないジャンルの本でした。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 18:05 | comments(0) | trackbacks(4)
お年玉
紅白まんじゅう
 昨日、仕事始めでした。また1年がスタ−トしました。
 会社がお年玉をくれました。紅白まんじゅうです。

 お年玉で思い出した事を書き留めておこう。

 それは、随分昔、まだ大阪の木造の府営住宅に住んでいる頃の事です。私はファミコンを持っていました。主に競馬の予想ソフトをするために買ったのでした。デ−タを入力するのが面倒で、殆ど使っていませんでしたが。
 私の家に遊びに来たまめちんが、貸してくれと云うので貸しました。まあ、使ってもいなかった事もあり、軽い気持ちでした。

 後日、彼の家に遊びに行くと、テレビに私のファミコンがセットされていました。あの頃は、まだ幼い彼の長男が駆け寄ってきて言うのです。
「お父さんが、お年玉で買ってくれたんやで!」
「エッ!?」
 私は、まめちんを振り返りましたが、あらぬ方向を見ています。当然このやりとりが聞こえているはずの台所にいる奥さんは、背中をむけて洗い物をしています。しかし、心なしか、こちらから見える背中は、小刻みに揺れているように感じました。

 はめられたのです。
 眼をキラキラさせて私に報告する長男に対して、どうして本当の事が言えようや。深沢の住宅にいた頃のまめちんは、結構貧乏だった事も頭にあったし。そこで、本当の事をためらいなく口に出来るようだったら、こんなに長い友達付き合いは無かっただろうし。
 私が言える言葉も、とれる態度も行動も、全ての道筋が断たれているのを知った瞬間でした。

 優しい長男は、「いっ緒に遊ぼ。」と云って、私を誘ってくれました。

 まめちんに、この事を問い詰めると、悪びれることなく「汚れているのを綺麗に拭いて包装したから大変やった」と言いました。
 まさに確信犯。貸してくれと言った時から、クライマックスの私と長男のやり取りの場面を想定していたに違いありません。当然、計画を聞かされた奥さんも進んで加担したであろう事は、火を見るより明らかです。もしかすると、奥さんの方が、計画の立案者だったのかも。

 当時、この件に対して、私がまめちんにどんな態度を取ったかは覚えていませんが、今思い出すと、あまりの鮮やかなはめられっぷりに笑いが込み上げてきます。めったにない、場面、状況、キャスティングだったと。

 その後、あのファミンコンがどうなったかは覚えていません。まめちんの所で朽ち果てたのか、最新機を買ったから「もういらん。」と突き返されたのか・・・。とにかく、ゲ−ム機も私の所にあったより、まめちんの子供達に遊んでもらって良かったんだろうとは思います。
Posted by : こぶた | 思い出キラリ | 18:25 | comments(0) | trackbacks(3)
本 『イチロ−の流儀』
本-イチロ-の流儀 年末の鹿児島に変える列車の中で読みました。
 時事通信社でマリナ−ズのイチロ−の担当をしていた人が著者です。著者は、先にアメリカに赴任していたのですが、オリックス時代のイチロ−を担当していた事から、メジャ−に移籍してから再び担当になりました。移籍後から、つぶさに見てきたイチロ−のノフフィクションレポ−ト的な内容です。

 肩が凝らず、すんなりと読め結構面白かったです。しかし、イチロ−ってのは、すごいと改めて思いました。プレ−や成績は勿論ですが、考え方が、自分を高みに導くためにはどうすべきか、に徹底しています。また、その為にすべき事を実践し継続している精神力には驚きました。

 よくテレビで目にするバッティングサ−クルでのストレッチ、ピッチャ−に対してから構えるまでの一連の動き等、全てに意味があり、それらは、一番リラックスしだ状態でボ−ルを待つための準備だとか。
 また、目標を優勝とかにおかず、自分とする、と云う考えは新鮮でした。例えチ−ムの成績が悪く士気が下がっても自分に向き合っていればモチベ−ションが保たれるからだとか。だから毎年200本以上の安打を継続出来るのだと納得しました。

 本当に継続は力なんだと思わされます。読んでいて、メジャ−で活躍しているけれど、日本の職人の気質と云う言葉が浮かんできました。でも、自分の周りにこんな人がいると、ちよっと大変かも。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 18:02 | comments(0) | trackbacks(0)
明けましておめでとうございます
 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願い致します。

 年末は、鹿児島に帰っていました。思いのほか寒く、みぞれが降る日もありました。
 オフクロの方は、物忘れとか耳が遠くなっていることも含めて変わらないようでした。こちらの方が、慣れてきたのがしょう。

 補聴器の方は、稼働率5%あるやなしやと云うところでしょうか。私が着いた時は、電池が切れていて動いていない状態でした。でも、自分の悪い方の耳がどちらか分かったので、良い方を使うようにしているのと、私自身も大きな声で話すようにしているせいか、前より会話はスム−ズだったような気がします。しかし、オフクロ以外の人と話している時も、声が大きくなっているのを自分で気づく事も何度かありました。

 むこうでは、郵便局通いでした。実家の家賃や新聞、公共料金等の集金や振込み(妹さんがしてくれていた)のを、私の口座から引き落とすようにしてきました。今までほっといた私も私です。本当に色んな人の助けを借りて、今日まで来たのだと改めて気付かされました。
 色んな事や方向に、目を向けねばいけないのですね。

 今年も気が向けば、書き込んで下さい。誰かの消息がわかると、何故か安心します。
Posted by : こぶた | - | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0)
本 『雪冤』
本-雪冤「せつえん」と読み〔無実の罪をすすぐこと。身の潔白を明らかにすること〕と云う意味だそうです。題名の通り、冤罪と死刑制度を題材にしたミステリ−でした。今年の横溝正史ミステリ−大賞の受賞作です。
 なんだかんだ言っても、何とか賞の受賞作と云うのは、ついつい手にとってしまいます。新しく気に入った作家が見つかればと期待しているのでしようね。
 冤罪、死刑制度と云う題材から、私の好きな社会派ミステリ−系統で、舞台が京都、スト−リの展開に「走れ!メロス」の物語が大きくからんでいると云う内容からとても期待しました。
 冤罪や死刑制度の薀蓄も、それなりに読め、舞台になる京都の地名も下宿の近所だった所も出てきて、懐かしがらせてくれたのですが、いかんせん結末が浮いてしまってました。
 なんとなく消化不良と云う読後感です。

 物語の中で、何度も問いかけられる「死刑制度の是非」「人が人を裁き、死によって償わせること」については、やはり考えさせられます。最近は特に、被害者の心情を考慮して、実施される数が、どんどん増えていっているそうです。
 作中の人物が「加害者が死刑に処せられたら被害者は本当に満足するのか」と言う言葉には、確かにそれで、霧が晴れるように心も晴れるとは考えにくいと思います。でも、加害者が反省して悔い改めても、亡くなった人は戻ってこないし、少しは心が軽くなるような気もします。

 久方ぶりに、メロスのスト−リもたどる事が出来て、懐かしく、私達のあの時のあの舞台を思い出しました。私達のメロスは、まだ人生を迷走しているのでしょうか

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 18:53 | comments(0) | trackbacks(3)
アボガト
 生まれて初めて「アボガド」なる物を意識して食しました。以前、口にしていたとしても、気付いていないので、食べた意識はまったくありません。刺身のトロに似ていると聞きました。

 会社の隣の席の女性社員の人に、見た目の食べ頃とか皮のむき方のレクチャ−を受け、食卓にのせました。醤油にワサビをといて、刺身と同じように食べたところ・・・、悪くなかったです。
 味が無いとか、人によって好き嫌いがあるそうですが、確かにマグロの刺身の味を思い出しました。私の味覚的には問題なしです。

 でも、50年も生きてきて、私が一度も口にしていない物ってたくさんあるのだろうなぁ。これまでの人生、食べ物については、量は別にして、味覚と種類については、不遇の人生を歩んできたと思います。
 歳をとったら食べ歩きを趣味にでもしようかな。失われた時を取り返すつもりで。
アボガド
Posted by : こぶた | 食べ物 | 19:14 | comments(0) | trackbacks(2)
師走 右往左往
 もう師走です。この間50になったと思ったら半年近く過ぎてしまいました。本当に坂道をころげ落ちるようです。
 今のところオフクロの補聴器は良好なようですが、人と話すときにしか付けていないらしいです。まあ、テレビなんかは、音量を大きくすれば良いわけだし、そんなものかと思うのですが、普通いつも付けるものなのでしょうか。

 月が替わり、仕事の取引のあるメ−カ−の倒産のニュ−スが飛び込んできました。容器関係の中堅どころでしょうか。工場は右往左往です。
 その容器を使用して、月初に作る予定が狂い大慌てです。客への納期は遅らせられないので、代替メ−カ−を必死に探しています。かく云う私は、のんびりしていたりして・・・
 私の役回りは、新しく決まったメ−カ−の製品の評価になるかな。これまでメ−カ−の物と差がないか、客の要求している品質に耐えられるか・・・等。
 でも、長年の経験である程度分かっているのです。こんな切羽詰まった状況では、品質はある程度目をつぶられると。例えば、これまでのメ−カ−より劣ると判断し、再検討の判定をしたら、普段なら差し戻される物が、「本当に使えないのか」と上からの声がかかります。そんなもん、使えるに決まっています。

 試験の内容は、客の自動車メ−カ−の要求品質に基づくのですが、厳しいのです。60℃の場所で2週間放置とか色々です。(確かに真夏の昼間の車のトランクの中だと、それくらいになるかも知れませんが、一日中は有りえません)現実の世界で、その条件下を見つける方が困難な内容のものばかりです。
 また、容器そのものも、汎用品だと殆どJIS規格に準じて作られているので、基本的に国の基準をクリアしています。
 厳しい品質条件を充たしているから、日本の車の性能は良いと言われるのかも知れませんが、評価する方は、現実では考えられない苛酷さに、時々「本当に必要?」と感じます。
 今回も使用するのを前提の試験なので、切迫感はありません。よっぽど、無難な数字でも作ってやろうか、なんて・・・。評価する者にあるまじき発言でありました。

 何故か今年の師走は、もう一つや二つ波乱が有りそうな予感がします。
Posted by : こぶた | 仕事 | 18:21 | comments(2) | trackbacks(3)
本 『雨の日は雨の中を風の日には風の中を』
本-雨の日には雨の中を風の日には風の中を 作者の人の名前は、よく耳にします。書道家の人だったように思います。
 この人の詩と云うか、心の言葉のようなものを毛筆で殴り書きしている作品を集めたものです。武者小路実篤の「仲良きことは美しき哉」の色紙の野菜の絵をとって文字を力強く乱暴にした感じでしょうか。

 本は、読む時期と云うか季節があるのでしょうね。作者の飾りの無い真摯な言葉も今の私の精神状態には、あまり届きませんでした。これが、心が弱っている時や何かを渇望している時だったら閃くものがあったかも知れません。
 本を読んでいて、気に入った言葉やフレ−ズを拾い出すのは嫌いじゃないのですが、ただ読み終えた感じです。きっと、もつと若い時だったら心に沁みたかもと思うと、少し勿体無い気がしないでも。

 とりあえず、今の心の状況は安穏と云う事でしょうか。良しとせねば。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 18:43 | comments(0) | trackbacks(0)
本 『For You』
本-For You 会社で、本の話をよくする人が薦めてくれました。
 読んだ事の無い作家だったけど、結構面白かったです。
 著者紹介を見ると、結構テレビドラマの原作になっている本を書いていて、ほぼ同年代の人のようです。恋愛小説か青春小説になるのでしょうか。
 主人公は、映画雑誌社に勤める若手女性編集者です。仲の良かった叔母が亡くなったとの知らせが入ります。叔母は、言い寄る男達を袖にして独身を通していたこともあり、残された財産や家財は主人公が引き継ぐ事になります。整理に行ったマンションで、高校時代の叔母の日記を見つけます・・・

 舞台は、私達が高校生の頃の時代に遡ります。その為、背景がよく分かりました。懐かしさも加わり惹きつけられました。
 また、主人公達の好きな相手に対する気持ちの表現の仕方も不器用なのです。今の小説みたいに、好きになったら一直線ではなく、相手の様子や顔色を伺い遠回りして、少しづつ寄り添っていこうとします。何か、この感覚は、私達の世代が共鳴できる恋愛ドラマの感覚のような気がします。本で、この感覚を感じるのは珍しいです。

 色々な事件もからみ合って、最後は、うまくいき過ぎのような結末の感もしますが、読後感は良かったです。なによりも、自分の「あの頃の感覚」を思い出させてくれたのが良かったです。
 この作者の別の作品も読んでみようと思っています。

私の読後感 ★★★★

Posted by : こぶた | | 18:41 | comments(0) | trackbacks(1)
本 『ガリレオの苦悩』
本-ガリレオの苦悩 テレビドラマのシリ−ズや映画にも物語の原作本です。
 登場人物もテレビの役者のが、そのまま頭に映像で浮かび上がってくるので、イメ−ジしやすく読むのに苦労しません。また、テレビの役者が、この原作には合っているように思います。
 とりとめて、読み進むうえで、熱くなったりがっかりしたりとか、感情の起伏はあまりありませんが、飽きることなくスラスラと読めました。映像をイメ−ジしやすいからでしょうね。

 不可思議な事件を大学の物理学の准教授が、同級生の刑事に協力して、その知識を生かして解決していきます。
 日々の生活で、数学や物理学なんて意識してないせいか、トリックに利用されている種明かしを知ってもピンときませんが、世の中で起こっていることの全てが、そう云う学問で説明出来るののでしょうね。そんな学問に興味を持つ人が少し分かるような気もします。

 なるたけ寝る前の30分を読書にあてるようにしてます。適度に眼も疲れて、寝つきやすいように思うのですが、時々、感情が入りすぎて頭が熱くなって逆に眠れない時もあります。
 最近は、テレビ離れと云う事をよく聞きますが、私もそんな傾向になってきてます。ドラマも面白くないし、なるたけ観るようにしてたニュ−スも、気持ちが暗くなるばかりで避けるようになりました。おかげで、最近の世情や流行には、とんと疎い現状です。
 このまま世捨て人のようになっていくのでしょうか。

私の読後感 ★★★

Posted by : こぶた | | 22:56 | comments(0) | trackbacks(2)
1/28 >>
TOP